日本臨床的教師研修学会

The Japanese Society for the Clinical Teacher Training

台湾 研修交流

2012年10月31日〜11月5日におこなわれた台湾の学校関係者との研修交流の様子を、簡潔ではありますがレポート致します。

※使用している画像は台湾交流の報告会にて使用したスライドショーを利用しています。

※画像はクリックしていただくと大きいサイズでご覧になれます。

「<分かちあい>による授業研究」は、台湾の学校・教師また教育関係者とも交流出来る方法です。2012年10月31日に訪台、その研究交流の様子です。

2013年3月27日に台湾第二の都市、高雄で<分かちあい>授業研究の講演を予定しています。
太平国民小學は、旧い港町で親たちも学校への信頼と協力は厚い地域です。

翌28日は、観光名所の淡水。環境教育でも有名な学校です。

2回の「<分かちあい>授業研究」のとり組みを発展させ、台湾で<国際授業研究大会>を目指して活動していきます!

鄧公国民小學を訪問しました。お忙しい中、校長先生が対応してくださりました。
校長先生は大学で教職科目も担当しており、環境教育やお母さんたちによる朝の読書指導でも有名です。2012年8月、上海・国際授業交流会で所属の呉恵花先生に<台湾の現職研修>報告をお願いしました。

今回、2013年、台湾での<国際授業研究大会>実施で、ご協力依頼をお願いしました。

台北から高雄へは、新幹線で快適旅。台北駅で「アレッ?」と驚くマスコット?。

台湾での通訳は、大学院時代の友人、詹さんに毎回お世話なっております。

溌剌とした蔡校長先生と校舎を背景に記念撮影。
台湾の学校は校舎、施設はどこも立派です。

太平国民小学校のバスケットチームは全国レベル!
優勝トロフィーの多さ、賞状の数々に圧倒されました。

体育館の床は、おそらく激しい練習から?、すり減っていたような印象でした。
おそろしい・・・?。指導の先生方も身長がありました。

*「日本の少年少女チームと、是非、試合したい」とありました。
少年少女の国際バスケット試合もいいですね。

2012年8月6日に、旧城国民小學で<分かちあい>授業講演・研修を実施しました。一日、先生方(校長先生も)と楽しく、学びました。

今回はそのお礼のご挨拶訪問。
学校敷地内に、孔子廟がある大きくて、古い伝統校です。

黄校長先生から温かい持て成しを頂きました。校長室も、小さな教室ぐらいの広さがあるのですから凄い。

前校長先生、父母会の会長さんらも参加し、また歓迎会。本当に、篤い歓迎をいただき感謝です。

このようなつきあいは、台湾も中国・上海でも有り難いことです。

日本にお越し頂いた折も、是非、いつまでも歓迎いっぱいで交流を大切にしたいと思います。

11月2日は台東・桃源小學を訪問しました。原住民の学校です。原住民の文化・伝統を大切にした教育実践で有名な学校です。

また親たちも、学校を支える諸活動に一生懸命です。

校長室で、原住民のご両親方と共に学校の特徴をお聞きしました。

当日は、桃源小學を支援する金融団体主催のイベントが実施されており、有名なシェフの料理も振舞われていました。
この日は残念ながら雨だったので仮設テント内での交流となりました。

低学年の子どもたちによる伝統の踊り。大人たちの宴会を真似ての子どもたちによる可愛い表現。

お酒がふるまわれ、踊り、そして自分の家族の誇りを、「エイッ!・・・・・・」とアピール。

これは世界的にも有名な曲想。高学年の子どもたちによる<感動的な合唱>。

胸の中に、心の中にじーんと響いてくる地元・故郷の旋律。
すばらしいものでした。

台湾では、幾つもの少数民族が今も存在します。
その民族特有の文字、表現、伝統工芸も。

国立台東大学の附属中高一貫校を訪問しました。
いやはや、その広さ、キャンパスの宏大さ!、驚きです!。
陸上競技場一つでも400メートルタータントラック、スタジアムあり。
敷設し、クライミング壁も、分かりますね!。

体育館は4重層です。3階の柔道場は、50名ぐらいの学生たちが一斉に練習してました。
多くの選手が育っています。また、夜間照明付の野球場、屋内プール専用も遠くに・・・。

一番近くの<射撃場>でエアガンで的ねらい。
(となりの女子学生たちの的は、全部、真ん中10点を射貫いていました! もしかしてオリンピックレベル・・・?)

台東大学は、小学校教育課程のみの伝統校ですが、地元の生徒たちのための<特色ある教育>として、中高一貫の附属体育校。その設立貢献も含め、前校長先生の<梁忠銘先生>は子どもたちに慕われています。

小島も急遽、頼まれてミニ授業。スポーツでは、「トップアスリートに憧れる大切さ」と「振り返る練習が大切」と。

一人一人の子どもたちが、専攻しているスポーツの憧れアスリートと、自分の自慢できるプレイを聞き、クラスの子どもたちも互いに学び授業でした。
(とても好評でした。日本もですが、台湾でも、子どもたちは皆、楽しく真剣に学んでくれるものです)。さて、日本の若い先生方!、是非、中国語や英語で直接、海外の子どもたちを指導できるようになってはみませんか?。そんな時代が来ていると思います。

台湾の現職の先生方に、<分かちあい>授業研究・研修の実際とその効果を、ミニ講演。
大変、興味関心を持って頂きました。

(大学院資格のため、土日、現職の先生方が研修、給与もアップです)。

台湾・台東の電車は、海と山を見ながら。
若い先生方なら、台湾一周の電車旅もいいですね!。